長岡の書店探訪 (Big Brother No.2 1996.5)

 私の楽しみの一つは、古本屋巡りです。ここ長岡には、現在10件の古本屋があります。私自身の古本の趣味は稀覯本蒐集ではないのですが、それでも中には絶版のものなども多く、東京神田の古本屋街だったなら、貧乏おじさんにとってかなりの金額の負担になってしまうところなのですが、ここ長岡は絶版のたぐいもそれ相応の金額で、購入できます。主な店は駅周辺に集中しています。


昨年の収穫の中から、一端を紹介します。
  • 『時代の未明から来るべきものへ』間章、イザラ書房
  • 『知らない本や本屋を捜したり読んだり』植草甚一、晶文社
  • 『いつも夢中になったり飽きてしまったり』植草甚一、番町書房
  • 『歴史の理論と歴史』クローチェ、岩波文庫
  • 『ザ・ベスト・オブ・サキ』サキ、サンリオ文庫
  • 『ジュリア』リリアン・ヘルマン、ハヤカワ文庫

このうち一番高価だったのは『時代の未明から来るべきものへ』で、5千円。一番の低価格は、『ジュリア』の2百円でした。



駅周辺の古本屋の簡単な概要をお知らせします。

店名

夢屋

場所

殿町踏切をはさむ悠久山側の道路横

特徴

古典的な古本屋というより、マンガとビデオ・CD・LDに力点をおいたオーディオ・ビジュアル関連に強い店です。ここでは書籍に掘り出し物を期待するというよりも、CDに掘り出し物が多く、CDもロック・ポップスからジャズ・クラシックまで、店の規模としてはバランスの良い品揃で充実しております。客層は若者が中心です。

営業時間 13:30ー20:00


店名

コスモス書房

場所

殿町踏切をはさむ飲み屋街側の道路横

特徴

従来の古本屋。哲学・文学・社会科学など硬めの書籍に関しては、この手の本屋としてはやや品薄の感がありますが、適正価格、あるいは割安価格です。岩波文庫に関しては結構掘り出し物があります。書籍の他に、古地図、版画、掛軸、広告チラシ、雑誌の付録なども扱っています。

営業時間 11:00ー19:00 毎月第3日曜日休日


店名

あらい堂

場所

池津屋の十字路を左折。

特徴

駅周辺では一番大きい本屋です。比較的売れ筋の書籍が中心です。文庫、マンガは品揃が多く、マンガを目当ての小・中・高とにぎわっています。岩波新書はこの手の店としては充実しています。書籍は絶版・品切れに関係なく、他の書籍と同様に一定の割合で値引きしているようです。サービス券制度があります。

営業時間 10:00ー19:00


店名

成匠堂書店

場所

すずらん通り

特徴

あらい堂とほぼ同規模を有しています。全ジャンルに渡って豊富な品揃があります。哲学・文学・郷土史料関連は一番の品揃があります。全般的に割安ですので、掘り出し物が期待できます。岩波文庫・岩波新書は時折大きく様変わりするので、足しげく通うと品切れ・絶版の掘り出し物に出会うこと大です。

営業時間 10:00ー19:00


店名

遊書房

場所

成匠堂書店からでて新潟よりのすずらん通り

特徴

文学・音楽関連ではかなりマニア向けの書籍が入荷します。マンガもマニアが喜びそうなものが登場します。それだけ金額に関しても他の書店に比して、割高ですが、それでも東京神田古本屋街からすれば、かなりやすく入手できるのではないでしょうか。

営業時間 11:00ー19:00

備考

コスモス書房、成匠堂書店、遊書房では共通サービス券をだしています。

以上主だった古本屋を紹介しました。興味のある方は長岡の古本探訪と洒落て下さい。

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