=お刺身・その1 かんぱち=
日本酒のうまい季節になりました。人肌につけた燗を傾けるには、旬の、それも地場もののお刺身をおいて他にはありません。酒の肴の王道たるお刺身に手を伸ばすことにしましょうか。今宵のわかばお薦めは、かんぱちです。
わかばの主人によると、かんぱちは高級魚の部類に入るそうですが、今年は豊漁のため、価格は大衆魚並みになっています。それはほんらい太平洋岸でのみ水揚げされているのですが、今年はどうしたことか、日本海側でもこのかんぱちが捕れるために、安値になっているのだそうです。
かんぱちが珍重されるのは、寿司でにぎると、飛び抜けたうまさを発揮するのためだといいます。もちろん、単独の刺身もいけます。かんぱち同様酢飯との相性がよい魚には、しまあじ、ひらまさがあり、これらは寿司ネタの団子3兄弟(今年の紅白で歌われるという噂ですが、あの加熱ぶりが嘘のようですね)とも言われているそうです。
かんぱちは白身魚と、赤身魚の中間、両者の良いところを合わせ持っています。ワインならロゼというところですね。淡泊さがありながら、とろけるような赤身の脂の印象が口中に残ります。なるほど、酢飯に合うわけですね。もちろん酒がすすむことはいうまでもありません。
濃厚な味わいは日本酒によって爽やかに消し去られ、舌が記憶している先ほどの余韻が今度は日本酒のうまさを実感させてくれます。
良い心持ちになっていると、やあ、有賀君。歓談して、それから、かなり出来上がっている中村さんの陳入とあいなり、ラーメンの話で盛り上がりました。
by BigBrother
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