気ままにまた酒の肴考
お刺身・その2 しまあじ 1999.11.6
=お刺身・その2 しまあじ=

しまあじの刺身  高級魚のしまあじも小振りな若い時は、丸鰺ともいわれる大衆魚です。ふだん見慣れているまあじにくらべると、「名は体を表す」ということわざがあるように、その形はまるっこく、一見同じあじとは思えません。
 あじわいにもどことなく上品さがあります。あじというとタタキが思いだされますが、このしまあじはタタキに向いているとは思えません。もちろんねぎ、しそ、しょうが、大蒜の薬味をきかせて食するタタキのうまさもこれまた、捨て難いものです。ただそれはあしまあじじが単独では脂が乗りすぎて、くどいためです。それは薬味に負けないだけの線の太さを持っているからだとも言えます。
 ですから、しまあじをタタキにすると、その繊細さを損なってしまいそうです。これはやっぱり、ぴりっとした山葵だけで味わうものですね。
 身全体に適度な脂がのり、食感は滑らかです。刺身がこのしまあじの最良の調理法だということが首肯されますね。

by BigBrother  

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