古本屋で何気なく買った「ガラス玉」は不思議な作品集です。一言で言ってしまえば、難解なマンガです。死の影を形象化にした不安のたち込める作品です。登場人物たちは円滑な意志疎通を欠き、その言動は象徴的で不可解です。一般受けしませんが、一方で、熱
狂的な信奉者がいる、というマンガ家のタイプです。
岡田史子さんについて、解説の萩尾望都さんは、
と評しています。
私は作品の中の「ピグマリオン」だけを二十数年前に読んでいます。この作品が連載されていた雑誌には「火の鳥」が載っていたので、たぶんコムではなかったかと思います。断片的にしか覚えていなかったのですが、今回久しぶりに読んで受けた印象が、ほとんど当時の印象の記憶そのままだったのはちょっと驚きでした。
この人の作品は現在、手軽に読めるかどうか分かりませんが、1992年に岡田史子作品集1(赤い蔓草).2(ほんの少しの水)がそれぞれNTT出版から出版されたようです。
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