以前紹介した「澁澤龍彦の時代」を読んだ後で、澁澤龍彦氏の著作を手にとりたくなりました。久しぶりに再読して、その並外れた博識に改めて、驚嘆し、果たして澁澤龍彦氏を論じる切れるのかという感想が浮かんできました。読者を知の饗宴に誘い、古今東西の書物を縦横無尽に語るホストは、古き神々の一人、プロメテウスの風貌をもっています。 この一冊はそうした澁澤龍彦氏の足跡をたどるきっかけとしてふさわしいものです。「マンドラゴラ」も澁澤龍彦氏の著述から知ったことを懐かしく思いだしました。