まだまだ酒の肴考
 鰹のたたき 2000.05.05
=鰹のたたき=

鰹のたたき  「目に青葉山ほととぎす初鰹」
 江戸っ子が褌を質に入れてまでも珍重したかつおの初物が店頭に並び始めました。江戸時代は庶民にとって高価な代物だった鰹だそうですが、スーパーの鮮魚コーナーに並んだ柵に切られた鰹は思いのほか安く、しかも閉店間際ということもあって半額です。
 それでは、これで鰹のたたきを作ることにしましょう。

1:鰹の柵に塩を軽く振る。しばらく置いた後余分の水分をふき取る。
2:串をうち、強火で全体をあぶる。
3:氷水で十分に冷ましたら、水をきり、適宜に切り分ける。
4:用意したおおば、ねぎ、しょうが等の薬味とレモンの絞り汁をふりかける。
5:全体を軽くたたいて、鰹となじませたらできあがり。

鰹のたたき調理中

できあがり よい素材をあれこれと手を加えるのは、かえって素材の持ち味を壊してしまうことになり兼ねませんが、それでもちょっと一手間をかけることで、素材のよさはぐっと引き立ちます。鰹のか太ふねたたきはまさしく、こうした一手間がすばらしい肴にしてくれる好例ですね。
 今日のお酒は上越の竹田酒造の「か太ふね」です。口に含むと芳醇で、濃厚な甘口なのですが、喉越しが郡を抜いたさわやかさです。口中に涼味さえ覚えます。さらに、このお酒の肴を引き立てることと言ったらこの上もありません。そのまま飲んで美味く、肴を味わって更に美味い、類い希なるお酒です。
 酒屋さんによれば、蔵元は小さいそうで、なかなか、この「か太ふね」は入ってこないとのこと。それにしても、こんなによい酒にめぐり合えたのは、日頃の行いが善いせいかな?

by BigBrother  

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