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そんなに、面白くなくはないと思うのですが、少年ジャンプでの連載が比較的短期間だったのは、人気が今一つなかったのか?それとも最適な話の長さで作品を終結させるという作者の固い意志だったのか?この漫画家の「北斗の拳」が全27巻を数えたのに比べれば、短いのは明らかです。
2305年の未来、過酷で峻烈な植民惑星と地球を舞台に、ロボットと合体した少年が、地球を支配しようとする巨悪を倒すという、いたって勧善懲悪なストーリーですが、「北斗の拳」以上のバイオレンスシーンに溢れていますし、スピーディーな展開は気楽に読め、胸のすく思いがします。
この「サイバーブルー」は、しかし、これで説明し尽くしたことにはならないのが面白いところです。おそらくそれは私が人とはいささか違うところに面白さを感じているからでしょう。
「北斗の拳」でも、最初の設定は「マッドマックス」の影響が色濃いですし、主人公もブルース・リーをどこかモデルにしているような気がします。もっとも、この主人公は作品の連載とともに、「北斗の拳」の独自なキャラクターへと成長を遂げるのですが。 この「サイバーブル」のキャラクターや、メカニックなどを見ると、すぐさまある俳優やスポーツ選手、あるいは歌手などを連想したり、また映画のシーンを思いだします。
もしかしたら、オリジナリティを尊重する人は、このような作品を手抜きだとか、はては、盗用だとか、まあ最近話題になった言い方だとパクリとかとして、片付けてしまうかもしれませんが、私には、オールキャストが続々とそれこそ惜しげもなく、登場してくる、娯楽大作のように思えるのです。それでいて、ほんとうに肩の凝らないB級作品なのです。もちろんこれは、褒め言葉なんですが。キッチュな味わいがどことなく漂っていますが、それでいて偽物とは全く違っています。なんだか心引かれる「サイバーブルー」はお勧めのまんがです。
by BigBrother
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