ぼくのオンリィ・イエスタディ その43
山口百恵の引退
2000.8.2
現在でも、時折芸能界復帰がとりざたされる山口百恵さんが引退したのは1980年の秋のことですから、すでに20年近くが経過しようとしています。TV番組「スター誕生」からトップスターとなった一人でした。
彼女の出演した「赤いシリーズ」という一連のTVドラマ、お菓子メーカーのTVCM、映画は人気を博し、その後のアイドルたちの基本形になった感があります。
山口百恵さんには、どこか影のある雰囲気が漂っていました。それは、すでにテレビのオーデションの際にも現われていました。当時の子供のぼくにさえ感じとれるくらいですから、そのオーラたるや並外れていたのでしょうね。
こうした山口百恵さんの雰囲気は、トップスターになる欠点とならず、かえって、山口百恵をスターダムに押し上げました。それは華のある暗さとでも言ったら、適切でしょうか。とにかく、他の同時代のアイドルの誰にもない雰囲気でしたし、ましてや、80年代のアイドルにはまったく無縁のものでした。
79年の突然の交際宣言に、マスコミはいつもながらの大騒ぎを演じていましたが、世間一般にはさほど驚きを与えなかったような気がします。最後の主演映画「古都」が不入りだという芸能ニュースが流れたりもしました。
引退といっても21才です。まだまだやれたようにも思いますが、ぼくは一番の選択だったと思います。やっぱり、山口百恵さんは、80年代のアイドルではなかったと思うのです。それは、CMや映画など多くの点で、山口百恵さんを意識していた松田聖子さんが、まったく正反対の雰囲気を持って、トップアイドルとなったということから明らかだと思うのですが。
もっとも、それはぼくが彼女のファンではないからなのかもしれません。その上、折からの漫才ブームのほうに夢中でしたからね。
by BigBrother
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