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フェルメールの絵を見るたびに、「神は細部に宿り給う」という言葉を思いだします。もっとも、浅学菲才の身ゆえ、これがどこの誰によって、また、どういう文脈で語られたのかまるで知らないのですが。
それにしても、一体、フェルメールの作品の不思議な生命力はどこにあるのでしょうか?一部屋か、精々二部屋ほどの奥行きしかないのに、まるではるかな距離感を感じさせてくれる画面には、豊饒な静寂が満ちています。
いろいろな仕掛けやふんだんに寓意がこめられているのだろうと推測できるのですが、絵の背後のあまたのことを読み解く知識がないので、ただ、ひたすら感心するだけで終わったのですが、あらかじめ一生懸命知識を詰め込んで、美術館へやってきても、疲れるだけですから、まあ、ぶらぶらと、「話の種に」式の野次馬根性丸出しでも、正当な美術愛好者からは、許してもらえるでしょう。
レンブラントもいいのだけれど、フェルメールの不思議な清浄感と、軽快さと荘厳さの奇妙な調和を目の当たりにすると、こちらのほうが上かなって気になります。フェルメールは一点だけ、しかも、小品なんですけどもね。
「レンブラント、フェルメールとその時代」は、国立西洋美術館で9月24日まで。
by BigBrother
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