さいとうたかを「サバイバル」全16巻 リイド社 2000.12.3

「サバイバル」第1巻」 ご存知「ゴルゴ13」の作者が少年向け雑誌に連載した劇画です。地球規模の大震災後、生き別れになった家族を探しながら、どんな困難な状況下でも人間らしく、精一杯生きぬこうする少年(鈴木サトル)が主人公です。
 人間の協力や生命のすばらしさを強く訴えるヒューマニズムに溢れた作品ですが、説教臭さのない、一級の娯楽作品です。それは、エピソードの効果的な積み重ねや、つぼを押さえた話の運びに、次第次第に作品世界へと引きずり込まれるからです。また自然の中の生活を描いて、一面アウトドアライフの魅力を垣間見せてくれてもいます。
 当今の少年まんがは「こちら亀有派出所前」でさえ、劇画に見えるほど、まんがまんがした作品ばかりが並んでいます。そのせいばかりではないでしょうが、昭和51年から55年にかけて連載された作品ですが、劇画という絵のタッチの「サバイバル」は今でも新鮮ですね。

by BigBrother  

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