|
なんども酒の肴考
なんどもまたまた酒の肴考
2000.2.21
=酒池肉林=
ご存知すこぶるつきの豪勢な宴会を形容する言葉である。美酒と山海の珍味のずらりと並ぶ魅惑的な場面を連想させる。これは古代中国の専制君主が酒を満たした池や肉を掛けた植込みを広大な庭園内に作らせたことに由来するらしい。そこでは裸の美男美女が素手で飲み食いしつつ、ふざけあったという。くだんの王といえば高台からその一部始終を眺めていたそうな。
酒池肉林の言葉には性的なニアンスはないようだが、これが孤独な権力者の歪んだ心の産物だとすれば妖しげな影を帯びるのは故なきにしもあらずだ。酒池肉林が酒池肉林たるにふさわしくなるには、宴を狂乱させる痴態を必要とするのかもしれない。もっとも、酔い痴れた男連中が鼻の下を伸ばすのは当然といえば当然なのだが。
聞くところによれば、ワカメ酒、女体盛なぞという代物があるそうな。バブルの頃銀座の名だたるクラブで成金親父が美人ホステスのハイヒールを脱がせ、そこに高価なシャンパンをなみなみ注いで飲み干したなんていう話を男性週刊誌で読んだ覚えがある。ぼく自身飲み屋で隣り合わせた人物から宴会コンパニオンに驚くようなサービスを受けた話を聞いている。いずれにせよ酒池肉林には淫靡な匂いが立ち込める。だからこそ、男のスケベ心をくすぐるのだ。
ぼくが貧乏学生の頃はなにはともあれ、吐いてぶっ倒れるまで飲むのが理想だっだ。今のぼくはに妙なる女性とさしつさされつ、その頬のほんのり火照るのを見ながら、前後不覚になるまで飲みつづけることが何よりの酒池肉林である。幾星霜経たというのに本当に進歩がない。
by BigBrother
[TopPage]
[New]
[BB's Room]
[Sake]
|