|
N氏の開店前の最後のラーメン試食会が、10月14日にあった。日曜日といこともあってか、一週間ほど前の前回10月6日に比べると、訪れた人は少なかった。
ということで、今回はちっと低調だった。思うに前回の試食会で試食者にそこそこの満足を与えたことも大きかったように思う。足を運んだ人たちはこれでN氏のラーメンの味は決定したのだと、一安心して帰ったことが、今回の少人数になったとも考えられる。
とっとっ、ところが、味がまたちょっと変わったのだ。醤油ダレをに少々手を加えたのだという。十分な塩気がある上に、前回よりもやや甘味が後を引くように残る。
スープは前回よりも透明で、コクもあったが、麺との相性は前回のスープとの方がいいような気もする。でも、じつに微妙なところだとも思う。
それにしても、ここにきてスープがまた変わるのはN氏の心の動揺を示しているような印象を受ける。おにぎりも出すということを聞くと、ますますオヤオヤと思ってしまう。
人はいざ知らず、私はラーメン店でおにぎりを食べようとは思わない。やっぱり、N氏にはラーメンで勝負してほしいと思うのだが。
いよいよ10月20日に開店である。N氏はきびしい客商売に打って出るのだ。数ある中からN氏の店を選んできてもらうことは、もとより容易なことではないだろう。お客の動向にいたずらに一喜一憂する必要はないかもしれないが、ちょっとしたパフォーマンスも必要かと思う。前もってどんぶりを温めたり、チャーシューをそのつど切ったりすることで、お客はけっこう好ましく思うものだから。って私がそうなのだけれど。
最後に、この一年ほど何度か試食をさせていただいて、ラーメンがいかに奥深いものなのかを初めて知った。また、N氏のラーメンに打ち込んでいく姿勢の変化を目のあたりにできたのは実に幸運であった。
いずれにせよ、開店はすぐ目の前だ。新たな険しい道のりへの第一歩が始まろうとしている。がんばれ、N氏。がんばれ。万人が唸らざるをえない繊細かつ絶品の究極のラーメンをいつか完成させてほしいものである。
第2部開店奮闘篇へとつづく
by BigBrother
|