望月三起也「新ワイルド7」全14巻 徳間書店 2002.2.27

「新ワイルド7」  全48巻に及ぶ「ワイルド7」の続編です。この「新ワイルド7」は第1部と第2部に分かれ、第1部は9冊分、第2部は5冊分です。第1部は様々な悪と戦い事件を解決してゆきますが、第2部では巨大な悪の組織と戦うという構図です。
 最初の印象だと、記憶喪失の飛葉大陸が様々な事件を解決してゆく中で、過去を取り戻し、以前の「ワイルド7」との整合性がつけられていくのではと思ったのですが、結局記憶は戻らないままに終わってしまいますし、冒頭でほのめかされた謎は解かれずじまいです。
 それにしても、イコや志乃ベエはどうしたのでしょうか?飛葉の記憶が戻らない以上再会はおかしいかもしれませんが、準主役だったのにまったく顔を見せないのは寂しいですね。
 第1巻の冒頭に収録されている『優しい鷲』は「新ワイルド7」とは異なる後日談です。こちらには、イコはもちろんのこと、かってのワイルド7のキャラクターたちが、そっくりさんということで登場するのですが。
 この後、さらに「続新ワイルド7」が第3巻まで発表されています。私は第3巻をまだ読んでいません。聞くところによると、この第3巻は現在かなり入手困難だということです。  いずれにせよ「新ワイルド7」のアクションシーンはますます痛快、雰囲気はずっと大人向けになっています。むしろ、「ワイルド7」とは別物の、バイクと銃器に凄腕のはみ出し刑事のアクションものと心得て読んだ方がいいかもしれません。
 なにはともあれ、飛葉大陸ファンからすれば、彼の再登場は嬉しい限りです。

by BigBrother  

 [TopPage] [New] [BigBrother's Room] [Book]