ぼくのオンリィ・イエスタディ その55 
「"俗悪"深夜番組によせる鎮魂歌」 2002.3.29


滝川真子1  この三月テレビ朝日の「トゥナイト」が終わりました。80年代の「11PM」の終了も時代の節目という気がしましたが、今回はかって以上に時代の変わり目での終了に思われてなりません。
 1980年代に「トゥナイト」や「オールナイトフジ」が登場した頃、深夜放送は次第に変質していったような気がします。
 それまでの深夜放送にはわざと下品さを装いつつ、反体制的な姿勢を潜め、隠された情念の隠微さがあったのですが、80年代には明るくにぎやかさな空騒ぎの度合いを増していきました。そう言えば「軽薄・短小」が流行語になりましたっけ。
 ですから、1970年代の深夜放送にはインテリやくざみたいなかっこよさを感じたものです。
 もっとも、思想的なものがあるとしても、それが人生の機微や核心に必ずしもふれるわけではありません。かえって能天気でばかばかしい80年代の俗悪番組には、アナーキーなヴァィタリティーがあったし、生の根幹に触れてもいたのではないかとも思えます。毒のあるあだ花であったのかもしれませんが。
 いわゆる俗悪番組が国会で槍玉に上がったことも何回かあります。思い出されるのは「テッシュタイム」が売りだった「TV海賊チャンネル」です。良識ある人は自分も同次元に見なされてはたまらんと、この手の番組にはあえて鼻も引っ掛けないでしょうから、国会議員という人種はなんと自己犠牲に満ちた清廉潔白な人々の集団なんでしょう。
 近くでは、「トゥナイト」が問題になったと聞きます。さすが、公設秘書の給与のやりくりをあれこれ考える緻密な頭脳の持ち主たちと思わずにいられません。
滝川真子2  それはさておき、こうした深夜放送からアイドルが登場しました。ダントツにアイドルの宝庫となったのは「11PM」のカバーガールたちだったでしょうか。最近では飯島愛さんが有名ですね。新潟では放送されなかったのですが、「ギルガメッシュナイト」でTバックで登場してたちまち人気になりました。
 私の印象に残っているのは「TV海賊チャンネル」のぽっちゃりしたにっかつ出身の滝川真子さんでした。同じくにっかつ出の美保純さんにどことなく似ていた女優さんです。

by BigBrother

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