河田剛「ラーメンの経済学」角川書店
2003.1.23
現在もラーメンブームだと言われてます。
確かに、テレビや雑誌でラーメン特集が組まれ、こうした番組、記事には高い人気があるようです。インターネットでもラーメンに関するホームページはたくさんありますし、かく言う私もこのホームページにラーメンのコーナーを設けています。さほど知識があるわけではないのに、いっぱしのラーメン通になったかのように、言ったり書いたりするのが私の悪い癖なのですが、ただその内容は「どこそこのラーメン店に行きました。これこれのラーメンを食べました」式に終わってしまいます。
この「ラーメンの経済学」はラーメンをビジネスという観点から論じ、この手のラーメン関連本の中ではユニークな存在です。超有名店を取り上げ、経営という立場から具体的に説明した第4章は、特に興味深く読めました。また、マスメディアとラーメンブームとの関係、とりわけ、インターネットとの関係に突っ込んだ考察を展開しているのもなかなかおもしろいと思います。
残念なのは、化学調味料とラーメンとの関係を論じた部分がおそらく紙面の都合からか、十分論じ尽くされているとは思えなかった点です。現在のラーメン店の化学調味料に対する実態やラーメン店主の化学調味料に対する意見が聞きたかったし、何よりも、著者の見解が聞きたいと思いました。
いずれにせよ、ラーメンをちょっと別な切り口で考察したおもしろい本です。
by BigBrother
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