こんども酒の肴考
夏です酒の肴考 2003.6.17

=冷酒用の猪口について=
冷酒用の猪口について

 夏です。酒とともに涼を味わいたいということから、酒の肴を考えてみましょう。
 涼といえば冷酒でしょう。お酒を氷や冷蔵庫でひやすのはけっこう前からあったようですが、やっぱり純米酒や吟醸酒が浸透しだしてから、身近になった気がします。純米酒、特に吟醸酒は米だけ、さらに徹底した精米を施して、後は糠にしてしまうわけです。もちろん糠といっても、普通に食べて充分おいしい部分だということを考えると、これはバブルの産物という思いが湧いてきます。
 もっとも、バブルの産物としても、別段純米酒や吟醸酒でなければ、冷酒ができないわけではありません。むしろ、日本酒の飲み方が広がったわけですから、よろこばしいことです。さらに、冷酒にぴったりくるような、安くておいしいお酒をあまたある日本酒の銘柄から選ぶことも楽しみの一つだと思います。
 さて、手ごろなお酒を見つけて、ひやしたら、あとは飲むだけですが、やっぱり涼を感じさせてくれるお猪口を選びたくなります。
 ワンパターンなのですが、爽やかな心地にさせてくれるのはガラスの猪口が一番のようです。
 ガラスの猪口といっても、それこそピンからキリまであって、何とかグラスとかかんとか切子なんて、どこかで聞いたような言葉がくっついている猪口は、それこそ目の玉が飛び出るほどの金額です。
もちろんこうした高価な酒器で一杯やるのはそれこそよい心持ですが、生来の貧乏性のためか、なんとなく落ち着かなくなってしまいます。リサイクルショップで、安い上にさらに格安のガラスの猪口が私には一番しっくりきますし、丹念に探すと、気に入った酒器に出会えます。
 そんなふうにして買ったガラスの猪口がいつしか増えてました。リサイクルショップに流れ着いたそれぞれの猪口のあくまでも涼しげなたたずまいを眺めながら、ちょっと一杯はなかなかオツですね。

 

by BigBrother  

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