まんがについて1997.2.9
「ワイルド7」全48巻(望月三起也作)を古書店にて購入しました。1万円。一冊200円 そこそこです。ちょっと高いかなといったところですが、買ってがっかりする事はありませんでした。ヴァイオレンス場面は見れば見るほど味わいがでてきます。ヘボピーと殺し屋がジオラマのなかで争うシーンはいいアイデアですね。 連載開始から随分月日が過ぎているのですね。最初の巻のほうに、学生運動の激しかった頃が舞台設定となった作品がありますし、「ヘボピー」はそうした時代の雰囲気を強烈に具体化した登場人物の一人のようです。 11年間にわたって、連載されたということですが、この「ワイルド7」以上に連載されたのは数が少ないはずです。特異な形では手塚治虫の「火の鳥」がありますが、これはあまりに別格すぎますから除外します。「サザエさん」、「パタリロ」(まだ連載してるのかな?)、「こちら亀有派出所前」(コッミックス版が百巻を超えたそです。いまだに連載しているのは見上げたものです)くらいしか思い浮かびませんが、コンスタントなかたちの連載としては、せいぜいこれらくらいでしょう。「ワイルド7」を私が通読したのは大学時代で、16、7年ほど前になります。完結はその1、2年前でした。 「ワイルド7」は一度テレビで放映された事があります。私が知っている範囲では再放映はなかったと思います。実写版でした。配役は全く覚えていません。主題歌は最後の「〜ワイルド7、ワイルドライダー、やって来た来たつむじ風」を辛うじて記憶しているだけです。 「ワイルド7」はその後「新ワイルド7」として再開されていたそうですが、寡聞にして、知りませんでした。簡単に入手できるのでしょうか?「ワイルド7」は今流行りの文庫化されていますから、揃えようと思えば揃えられるのですが。

近頃のブームで、まんがの古本の値段が軒並み天井知らずの感があります。一方で、このブームは近々終わってしまうのだという噂があります。このブームの仕掛け人にも目されている某まんが専門店は実は資金繰りに困っているのだというのです。華やかなのは表面だけで、内実は・・・。と、まことしやかにささやかれているのです。その真偽はどうでもかまいませんが、こんなブームは早く終わってほしいと願っています。地方にもブームは飛び火して、まんがの本来の講読者層、あるいは圧倒的多数の講読者層の子どもたちの手の届かないところにまで値段が高騰しています。本当なのかどうかはわかりませんが、まんがを投機の対象にしている一部の人間もいるそうです。また文字通り内容を知る事さえできないのです。高価な代物にされてしまったまんがは、かってのビニ本(年齢が分かりますね)よろしく貞操堅くガードされているのです。私のような者には買えない価格ではないのですが、それでは金にものを言わせる「バブリーなおやじ」状態になってしまうので、買うのが躊躇われますし、買ってしまった後、癪に障ることが今から明らかなのです。
投機の有力な対象の一つだという「手塚まんが」はそんなに面白いのでしょうか?作品としてみた場合現時点で無条件におもしろい作品は数が少ないのではないでしょうか。そうはいっても私の世代は「手塚まんが」と「手塚アニメ」(虫プロ)で育ってきた経緯があります。思い入れが強いですから、今の世代の人達の意見を聞きたいですね。
by BigBrother
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