「くさいものには・・・」
1997.3.18
鳥山明氏の名作『Dr.スランプ』に蝿星人(ブビビンマン)が登場する話があります。
蝿から高等生命体に進化したらしいその宇宙人がペンギン村にやってくるのです。則巻アラレが野グソをつんつんするのを見たこの蝿星人は、これを見るなり手にとり、「こ、こ、これはいったいなんというたべものですかっ!?!」と、ユダレをたらしつつも、真剣な顔で叫び、人差し指で思いっきりかき回した後手についた野ぐそを舐めるのです。そのうまさを堪能した宇宙人は、「お土産は20人前ぐらいほしいかな」というのです。
うんちを食する行為などの排泄物に関わる倒錯的な行為・嗜好を「スカトロジー」というそうですが、これは孫引きになりますが、作家の渡辺淳一氏が何かのエッセーで「うんちふりかけ」のことを述べているそうです。その手の嗜好を有する人々が愛読する雑誌には、スカトロチックな具体例が多く見つかるかも知れません。
排泄物を食する行為そのものは、世間一般に考えられているほど、稀ではないそうです。
高齢化社会が問題とされる昨今、「惚け老人」問題がいわれます。こうした老人たちが抱える問題はさまざまですが、自らの排泄物を口にする事が介護者を悩ませることがしばしばあるそうです。
私はあいにく「うんち」を食する嗜好はないので「うんち」の味わいについてとやかく言えないのですが、「チョコレートの舌ざわり」というような記述が故開口健氏の『輝ける闇』にあります。
「うんち」の悪臭について、とやかくいう人があります。悪臭の強烈なことが「うんち」
が嫌われることなのだそうです。しかし、においのことでいえば、納豆の臭さに閉口する人もいれば、朝飯になくてはならないという人もいます。嫌いな人からいえば、御飯に「うんち」をかけて食っているとしか思えないでしょう。くさやの干物は全くそのものずばり以上の悪臭ですが、一度やみつきになると全くもって平気だそうです。ドリアンという芳醇な果肉の味わいで有名な熱帯の果実があります。これは見た目が中世の武器とも見まごういかつい外見をしていますが、それ以上にそのにおいの凄じいことといったらないそうです。
醍醐味という言葉あります。これは五味のうちのひとつですが、これらはすべて乳製品です。まず搾り立ての牛乳を乳、これを発酵して作られたものを酪、さらに発酵の進んだものを酥、ただしこの酥は生酥と熟酥とに分かれます、最後にこれでもかと発酵させたのが醍醐となるわけです。この醍醐はいってみればブルーチーズの様なものですが、チーズが嫌いな人からすれば「うんち」と同類だというでしょう。好きな人はこのにおいが堪らないのでしょうが。
しばしば、「少しくらいまずいものは舌が鈍感なので割り合い食べられるが、悪臭を放つものは食えない」といいます。「うんち」と共通するにおいに関してはどうやらこれは当てはまらないようです。
どこかの製菓会社で「うんち」のにおいのするチョコレートを作ってみたらどうでしょう。
案外病みつきになるかも知れません(そんなことないか・・・・)
by BigBrother
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