「体臭について」
1997.3.30
足の臭い、脇が、口臭、これらの体臭というものはときとして大いに悩みの種となります。
かっては「男くささ」が「男らしさ」とほぼ同義であり、「男らしさ」が社会から積極的に肯定されていた頃は、男の体臭はそれなりに是とされていました。不潔のために発散される悪臭や、「うんち」を食ったかとしか考えられない口臭は問題でしょうが・・・・。
生物が生きている限り、さまざまな老廃物を排泄するのですから、体臭は避けることはできません。例えば生殖行為際、雄が牝を逆に牝が雄を遠距離から知らせるために、それは必要となります。つまり、匂にはある種の催婬効果さえあるのです。麝香猫、麝香鹿はその代表でもあるわけですが、これは最近話題のフェロモンとも大いに関係があるのでしょう。
そういうことからすれば、香水はすぐれものですが、使う際にはいくつかの注意があるそうです。その中で最も私に興味深く思われるのは、香水は決して臭い消しであってはいけないということです。自らの体臭と調和して、無理のない香りとさせることこそ、香水の役割なのだそうです。たんなる消臭剤よろしく、だぼだぼと使ってしまう人が多いのですが・・・・。香水で体臭を決して消しさろうとせず、体臭は必然のものとして受け入れるというところに、香水の使い方の秘訣があるそうです。つまり、自分の体臭にあった香水を選ばなければならないのです。
しかし、香水を使う多くの人々はそんなことはお構いなしであるようです。そのような人々の大盤振るまいの香水で、私はしばしばツ頭痛をひきおこしたことがよくあるのです。
おそらくこうした人々は自らの体臭を消しさることしか念頭にないのでしょう。それは衛生的であるのかも知れませんが、本来消すことのできない体臭を敢えて消しさろうとするのはある意味では愚かしいことではないでしょうか?。聞くところによると、体臭を消す服用薬さえあるそうです。こうした服用薬の中には排泄物の臭いを全く断ち切ることができるものもあるそうです。
そこまで徹底的にやる人はそう多くいるとは思いませんが、そうしたたぐいの人々が増えているような気がします。確かに衛生的ではありますが、ただ 精神衛生的観点からは、いささか判断に苦しむところではないでしょうか?
by BigBrother
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