「行け!稲中卓球部」古谷実(全13巻) 1997.7.24

 ればせながら、このマンガを手にしました。大ベストセラーになったのが頷ける面白です。ギャグマンガの範疇に入るのでしょうが、そのギャグは4巻目からぐっと切れ味を増します。シュールな味わいさえ帯びてゆくのですが、かと言って全く非現実的になっていないところが巧いところだと思います。もっとも、こんな中学生たちがいるはずはないのですが、なぜか奇妙なほど強烈な存在感を覚えます。それぞれが中学生という枠を越えて、幾つかの人間の究極的なタイプを表しているように思えます。
 に入っているエピソードは、落ち込んだ田中君が段ボールに入って、宅急便で所構わず送ってもらうという話です。他にも面白い話があります。猥雑で、下品で、くだらないのですが、そのパワーには脱帽せざるを得ません。
 久しぶりに文句なく笑えるマンガを読みました。

by BigBrother


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