「あきずに酒の肴考」
1997.8.17
呑んだ後にラーメンがどうしょうもなく食いたくなるのは不思議ですね。もちろん蕎麦もいけます。4、5名であれば、へぎで頼みたいですね。時にはラーメンよりもうまいと思うことがしばしばです。年を重ねるにしたがって確実に嗜好は変化しているようです。
とにかくうまいラーメンであれば、こってりしていようが、さっぱりしていようが文句なく至福の一時を過ごせます。ただ時節柄、クーラーの効いた店内でも汗だくですすらざるをえないのが、夏場のラーメンの唯一の難点です。そこで冷やし中華を頼もうかということになります。
冷やし中華はなによりもまずよく冷えていなければなりません。冷えていることこそが命とも言えます。ですからできあいの冷やし中華を使っても充分に冷えていれば、家でもけっこう楽しめます。家で作るのですから、冷やし中華の具は、その雰囲気を損なわず、それでいて手のかからない具を用意したいです。
ですから私は、卵は細切り卵ではなく、茹で卵にし、3、4枚の薄く切ったチャーシューを用意します。きゅうりは細切りにしますが、これは、さほど手間がかかりませんし、台所に便利用具があればなおのこと簡単に済んでしまいます。冷水に晒しておくことは忘れないようにします。歯ざわりがまるで違います。
押さえ所はこれ以上を冷やすことのできないほど冷えた氷水を用意することです。手を浸けていると感覚がなくなってくるほどがいいですね。茹で上がった麺を水道の水で手早く熱とぬめりを取り去った後、充分にこの氷水でしめます。茹ですぎたかなと思われる麺でもびっくりするくらいコシのある麺へと一変します。
たった今呑んで帰宅したところです。冷蔵庫には充分な氷と、先日冷やし中華を作ったときの、麺と具が残っていました。まるで注文したかのようです。それではそのオーダーを自分で受けて、深夜の料理といきますか。
<追加>
冷やし中華についての私のこだわりは、「とにかく冷やす」につきますが、やはり十人十色だと思います。具の飾り付けにこだわる人。タレに一言ある人。練りからし、あるいは、紅生姜を添えるか添えないか。クラゲか木クラゲかなどなど。ただ私はさほど変化を好まないので、新しい店を開拓することも、自分で新たな具を載せてみる事もしませんから、十年一日のようにさほど代わり映えのしない冷やし中華しか知りません。
by BigBrother
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