「PENTHOUSE SERENADE」(1950,1952)
1997.10.15
- PENTHOUSE SERENADE
- SOMEBODY LOVESME
- LAURA
- ONCE IN A BLUE MOON
- DON'T BLAME ME
- LITLE GIRL
- POLKA DOTS AND MOONBEAMS
- DOWN BY THE OLD MILL STREAM
- IF I SHOULD LOSE YOU
- ROSE ROOM
- I SURRENDER DEAR
- IT COULD HAPPEN TO YOU
4、5年ほど前に、「アンフォゲッタブル」という曲が話題になりました。CMにも使われ、覚えている人もあるかと思います。過去の有名歌手を記録した映像と演奏に現在の歌手がデュエットするという企画でした。しかも、この二人は父と娘という間柄で、しかも父は娘が少女の時に肺がんで若くして亡くなっています。この父はナット・キング・コール、そして娘はナタリー・コールです。この曲はアメリカの有名な賞を授賞しました。
日本でもこれに倣ってさっそく2番煎じが行なわれました。物故して久しいある有名男性芸能人のフィルムに女性歌手が合唱しました。これがヒットしたかどうかはあいにく覚えていません。
ナット・キング・コールは生前にもボーカルで有名でしたし、ポップス色の強い「アンフォゲッタブル」ではそうした歌声を披露しているわけですから、多くの人には歌手だという印象があるかもしれません。実際に多くのヴォーカルアルバムを残していますから、確かにそれは間違いではありません。しかしもともとはジャズピアニストとして出発しました。
彼のジャズピアノを堪能するには、やはり演奏に重点を置いたアルバムを聴くに越したことはないでしょう。そんな1枚が「PENTHOUSE SERENADE」です。ピアノトリオですが、ドラムの替りにギターが入っています。そのためもあるでしょうが、演奏は彼のボーカルと同様、クセのない落ち着いたものとなっています。気分を鎮めてくれますが、決して落ち込ませるようなことはありません。逆からすれば、一定の気分に引き上げてくれるとも言えます。秋の夜長に一人酒を汲みながら聴くにふさわしい1枚です。
by BigBrother
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