「虹の詩人展」 1997.10.22

 このところ穏やかな日が続きます。運動不足の解消がてら、「虹の詩人展」へ行ってきました。長岡に縁のある堀口大学関連の資料が展示されています。長岡市立中央図書館の2階が会場です。不景気の昨今、嬉しいことに入場無料ですが、会場入口で手渡されたパンフレットと出品目録は簡素ではありますが、しっかりしたものです。パンフレットの裏には堀口大学の生涯が要領よくまとめ上げられており、この展示会がなぜ「虹の詩人展」なのかも理解できるようになっています。
 詩人と聞くと、例えば島崎藤村が味わったように、貧乏という言葉を連想します。あるいは、例えばランボーやボードレールのように、変人・奇人かつ早逝という言葉を思い浮べてしまいます。しかし、この展示会を見るかぎりでは、幼くして母を失うということはありましたが、これを除けば、堀口大学の生涯が余りにめぐまれすぎていたとう印象さえあります。
 ただ、まったく幸福であれば、文学や詩に関わることはないようにも思われますので、堀口大学の心の底にはやはり、満たされざる何かがあったのでしょう。私には分かりかねますが。
 視覚的には地味な展示会ですが、ロハなのに、けっこう気合の入っているところに好感が持てました。またぜひ行きたいと思います。


「虹の詩人展」は10月26日まで。
by BigBrother

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