「アンディ・ウォーホルとブルーノート」
1997.11.27
故アンディ・ウォーホルはご存知ポップアートの大御所でした。私としては現代美術はあんまり好きではないので、なぜあれほどもてはやされたのかまったく理解できませが。
アンディ・ウォーホルと言えば何よりもあのマリリン・モンローの肖像を借用した作品を思いだします。モデルが素晴らしいせいもあるのでしょうが、印象に残る作品ですね。ただ面白いとは思いますが、芸術作品という評価には首をかしげてしまいます。
かって長岡にあった「長岡現代美術館」にもアンディ・ウォーホルの作品がありました。「16のジャッキーの肖像」です。現在いわき市立美術館に蒐蔵されているこの作品を県立近代美術館の開館記念展で初めて目にすることができました。現代美術にはそれほど興味があるわけではないので、取り立ててこれといった感想もありませんでした。
アンディ・ウォーホルで思いだすのはCMへの出演です。カラーテレビのCMでテストパターンの配色をたどたどしい日本語で言って、「きでぃ」の決め台詞で終わりました。私にとって彼はまずポップアートの担い手としてより、変なCMにでた、よく分からない外国人に過ぎませんでした。ちなみにこのCMを江口寿史が「ストップ!!ひばりくん!」の一番最後で楽屋落ちのネタとして使っています。原稿をおとした言い訳の一編なのですが、これ以後「ストップ!!ひばりくん!」は再開されることなく現在に至っています。
アンディ・ウォーホルがブルーノートのレコードジャケットのデザインを手掛けています。私が知る限りでは「KENNY BURRELL」「THE CONGREGATION」「 BLUE LIGHTS VOL.1」「BLUE LIGHTS VOL.2」の4枚です。このうち「BLUE LIGHTS」は色が違うだけです。裸で横たわる女性が描かれているのですが、ちょっといいですね。原画をぜひ見たくなります。
「ケニー・バレル」では渋いバレルのギターが堪能できます。私は落ち着いた4曲目の「モーテン・スイング」と6曲目の気だるい雰囲気の漂う「ナウ・シー・ハウ・ユー・アー」と最後の軽快な「ハウ・アバウト・ユー」が好きです。
屈託のないテナー・サックスで寛げるジョニー・グリフィンのワンホーン、「ザ・コングリゲーション」はこの中で1番好きです。それはなんといってもソニー・クラークが素晴らしい演奏を聞かせてくれているからです。「クール・ストラッティン」で響かせることになるクラーク節がここでその片鱗を現わしています。お薦めの1枚です。
「KENNY BURRELL」(1956)
- GET HAPPY
- BUT NOT FOR ME
- MEXICO CITY
- MOTEN SWING
- CHEETA
- NOW SEE HOW YOU ARE
- PHINUPI
- HOW ABOUT YOU
「THE CONGREGATION」(1957)
- THE CONGREGATION
- LATIN QUARTET
- I'M GLAD THERE IS YOU
- MAIN SPRING
- IT'S YOU OR NO ONE
アンディ・ウォーホル(Andy WARHOL 1930ー1987)
第1次大戦時のチェコスロバキアからの移民の家庭に生まれた。ピッツバーグ工科大学で美術を学びながら広告の仕事をする。1948年ニューヨークに移りイラストレーターとして活躍。60年代に入って、普及した通俗的なイメージをとりあげ作品を制作するようになり、アトリエ「ファクトリー」でシルクスクリーンを用いてこれらのイメージを大量に再生産した。映画や雑誌、音楽のプロデュースなどメディアを越えて活動しポップアートを体現した。「大光コレクション展の目録より」
by BigBrother
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