「いしかわじゅん」
1997.11.28
いしかわじゅん「かんぱりソーダ」(1981)「至福の街」(1981)「ちゃんどら」(1983)「寒い朝」(1984)「僕達のサヨナラ&感電タウン」(1986)双葉社「ちゃんどらの逆襲」(1987)
「マンガよりも面白いかも」(失礼!)と身を入れて読んでしまうのが、御本人による後書きと、著名人から寄せられたいしかわじゅん評です。「ちゃんどら」では、ぬまじりよしみ、赤星たみこ、吉田まゆみ、森脇真末味、ふくやまけいこ、美内すずえという顔ぶれ。「ちゃんどらの逆襲」では、高柳良一、館淳一、一条さゆり、高千穂遥、のラインナップ、「寒い朝」の内田春菊、まついなつき、マディ・上原、はらりつこ、西秋ぐりん。「僕達のサヨナラ&感電タウン」の上条淳士、高橋留美子、鳥山明、相原コージ、藤臣柊子。とにぎやかな限りです。
後書きでは「ちゃんどら」「ちゃんどらの逆襲」のそれぞれが頭抜けた面白さです。
「ちゃんどら」がビッグコミックスピリッツの創刊号から掲載されたことや小学館から単行本化されなかったことについての件を興味深く読みました。「ちゃんどら」には同誌で連載されていた他の作品をネタにしたギャグがあるようです。私に分かったのは高橋留美子の「めぞん一刻」のネタです。
いしかわじゅんの単行本も現在ほとんどが品切れ状態です。私は上記の作品をすべて古本屋で購入しました。たいていが100円または200円です。ありがたいことにいしかわじゅんの品切れ作品は他はどうか知りませんが長岡ではさほど注目されていなく、案外安い値段で手に入りました。ただ「かんぱりソーダ」は太陽が目印のサンコミックスの1冊であること、「至福の街」は、これもまた今はほとんど見かけない奇想天外コミックスの1冊なので、前者が500円、後者が800円でした。迷いましたが、例の著者による自註と著名人のユニークないしかわじゅん評が読みたかったので、清水の舞台から飛び降りた気になって買ってしまいました。
いしかわじゅんのホームページにアクセスしたところ、「今までの40冊近い単行本の多くが品切れ、絶版状態であるのが悲しい」という内容の御本人のコメントがありました。そうだと思います。「BSまんが夜話」で視聴者から「いしかわじゅんさんのまんがが本屋にほとんどないのですが、どのような作品があるのですか」という問い合せに、司会者が幾冊かを紹介し、「いしかわじゅんさんの本は古本屋へ行った方が手に入りますよ」と出演者の一人から言われていました。その際の当人の照れたようすが微笑ましかったですね。
by BigBrother
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