「やっぱりまたまたまたまたまた酒の肴考」 1997.11.29

 学生時代、それも酒を呑みだして間もない頃のことです。コンパの2次会で行った居酒屋で、仕切っている学生の一人がスルメを注文しました。「なんでわざわざスルメなんか」と内心思いました。あぶった丸ごとのスルメを予想していたのです。運ばれてきたスルメは適当な大きさに割かれていました。「さすがメニューに載せてるだけあって違うなあ」と感心しました。さらにめずらしかったのはマヨネーズが添えられていたことです。後でこうしたスルメとマヨネーズのとりあわせがけっこう当たり前なことなのだと知りました。
 ポテトチップスでもスルメと同じようなマヨネーズの使い方があるのだと知ったのは、やはりその頃のことです。当時のポテトチップスは塩味ばかりで、コンソメ、フレンチなどのバリエーションがありませんでしたから、おそらくそれを補うためだろうと思うのですが。ところでマヨネーズは茹でたじゃがいもにも良くあいます。じゃがバターと言われるほどバターとの相性は申し分ありません。しかしマヨネーズのさっぱりした風味もバターの贅沢な味わいと引けを取らないと思うのですが。
 フライドポテトにはトマトケチャップもいいですが、これまたマヨネーズとも良く合います。場合によっては両者を適当に混ぜ合わせるのもいいですね。ケチャップ以外にもマヨネーズは他のものと混ぜても思いの外合います。スルメの場合でも店によってはこのマヨネーズに七味唐がらしが振りかけられていることもありますが、悪くありません。カラシ、わさび、とも大丈夫です。もっとも混ぜる適量はあるでしょうけれども。そんななかでも極めつけは、マヨネーズをベースとしたタルタルソースでしょうか。これを初めて知ったのは学校給食でした。白身魚のフライが美味に感じられました。マヨネーズを使った、簡単でいてこれほど旨くなるものはないように思います。
 醤油もあるそうです。「マグロを醤油とマヨネーズで」と聞くとちょっとぞっとしますが、これが案外行けるという話です。これは「美味しんぼ」でも読みましたし、「旨かったよ」という知合いの実体験に基づいた感想も聞きました。
 さてできあいのマヨネーズもいいですが、やっぱり憧れは自家製のマヨネーズですね。もちろん腕を振るうのは料理自慢の愛妻です。けっこうマヨネーズは作りはムズカイしいらしいですから、これができれば、料理に関しては折り紙付きと言って差し支えないようです。ポイントは使用する油を精選することだそうです。とにかく旨いマヨネーズを作れる人は女性であれ、男性であれ、素晴らしい人でしょう。
 こんなショウもないことをつれづれと考えている内に、チョンガーの私は無性に人恋しくなってきました。それでは人肌のお燗と、あぶったスルメにできあいのマヨネーズを添えて陽気に一杯といきましょうか。


by BigBrother

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