「'ROUND MIDNIGHT」(1956)
1997.12.2
- STELLA BY STARLIGHT
- SOMEBODY LOVES ME
- I'LL KNOW
- THE SURREY WITH THE FRINCE ON TOP
- POLKA DOTS AND MOONBEAMS
- HIPPY
- TEA FOR TWO
- STOMPIN' AT THE SAVOY
- 'ROUND MIDNIGHT
- JUST ONE OF THOSE THINGS
- LOVE IS HERE TO STAY
- THE SONG IS YOU
CLAUDE WILLIAMSONのピアノ、RED MITCHELLのベース、MEL LEWISのドラムの構成です。典型的なピアノトリオの1枚です。ピアノのクロード・ウィリアムソンは「白いバド・パウエル」と言われました。確かにスピード感溢れる弾き方はバド・パウエルの盛時を髣髴させてくれます。ただし、パウエルの演奏には焦燥感さえ響いて、何とはない不安感さえ覚えずにはいらなかったのですが、そうした要素はウィリアムソンの演奏から拭い去られています。もちろん、ウィリアムソンがパウエルに比して劣っているというのではさらさらありません。彼がバップの代表ピアニスト、パウエルのテクニックを消化した手際はみごとです。爽快さとユーモア漂う演奏が聴き応えのある作品としています。
もちろん、9曲目の「'ROUND MIDNIGHT」に見られるように、スローナンバーにもその手腕を発揮します。とくに情感豊かな8曲目の「LOVE IS HERE TO STAY」は一目惚れではありませんが、いっぺんで好きになってしまいます。これは飄逸さをも加味した忘れ難い印象を残します。
私は聴いたことがないのですが、3年ほど前にこのクロード・ウィリアムソンが「国境の南、太陽の東」(逆かも知れませんが)という作品をだしました。その少し前に、これも読んでいないのですが、村上春樹の「国境の南、太陽の東」が出版されていたので、「村上文学とタイアップさせた日本の音楽会社の企画ものかな」と推測しました。どちらもジャズでは有名曲です。「クロード・ウィアムソンは頑張っているなあ」とその時思ったものでした。
by BigBrother
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