沖縄の「てんぷら」 1997.12.22

 沖縄名産で思いつくのは、酒を呑む者としてまずは泡盛。次に豚肉をその血と一緒に煮つめたもの。「ゴーヤ」ことにがうり。ソーキそば、等々。それから各種の菓子類。菓子のなかで全国区なのは「ちんすこう」でしょう。ちんすこうほどではないにしても沖縄では大いに賞味されている菓子類もあります。その中に「てんぷら」があります。やや小ぶりの野球ボール大で、ドーナッツに似ていなくもありません。この正式名は「サーターアンダギー」です。意味は「砂糖の揚げ物」ということで、照らし合せるとなるほどと頷け ます。もともと自家製の子供のおやつで、家庭ごとにその呼び名もあるということです。「てんぷら」はそうした家庭で呼ばれている名前の一つです。
 「サーターアンダギー」は沖縄の黒砂糖で甘みをだすことが多く、素朴な味わいを持っています。油で揚げたてのアツアツは香りが高く、ふんわりとしてうまいのですが、日の経るにつれ堅さを増し、ついには歯が立たなくなってしまいます。油っぽさもくどくなってしまいますので、日持ちがするにしても賞味は早ければ早いほどいいですね。
 現在では以前ほど家庭では作られないということですが、手軽に楽しめるように、「ホットケーキの素」と同様な製品があります。これは沖縄物産展などでしばしば販売されているそうです。
 甥は二人ともこの「てんぷら」が大好きです。


by BigBrother

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