「JAZZ AT THE BLUE NOTE」(1961) 1997.12.24

    1. TAKE THE "A" TRAIN
    2. WILLOW WEEP FOR ME
    3. WALKIN'
    4. AUTUMN LEAVES
    5. I'LL REMEMBER APRIL
    6. THE NEARNESS OF YOU
    7. DJANGO
    8. BLUE LESTER

 この演奏がライブ録音されたのはパリの名門ジャズ倶楽部「ブルー・ノート」です。その評判の高さは、このジャケットの裏の文句を信ずれば、

もしも、パーンの神が葦笛を吹かずサックスの王者になっていたなら、とある黄昏のパリの「ブルー・ノート」で彼をきっと見いだしたことだろう。「ブルー・ノート」は、例外なく、ヨーロッパでのジャズの至高のメッカである。

 というものです。ヨーロッパではジャズメンを芸術家として遇すること厚く、多くの演奏家がヨーロッパで歓迎を受けることになります。長期滞在をするジャズメン、中には生活拠点を移したジャズメンもあります。そうした中で最も有名なのはバド・パウエルでしょう。ライナーノーツによれば、このモーリス・ヴァンダー・トリオのドラマーのケニー・クラークも数年前からパリに滞在していたとされています。
 さてパリの「ブルー・ノート」のライブ録音によるこの作品は、すべてスタンダードの演奏で、聴きやすいものとなっています。パリに縁の深い曲は「オータム・リーブス」一曲だけというのはちょっと寂しい気もしますが。
 このトリオ演奏によって、美しく印象的に演奏されている「ニアネス・オブ・ユー」が大好きになりました。ある曲が特別心に残ると、次にはさらにこの印象が手がかりとなって、この同じ演奏はもちろん、他の演奏によるものも、いっそう深い鑑賞が可能になるような気がします。

by BigBrother

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