「DAVE DIGS DISNEY」(1957) 1997.12.29

    1. ALICE IN WONDERLAND
    2. GIVE A LITTLE WHISTLE
    3. HEIH-HO
    4. WHEN YOU WISH UPON A STAR
    5. SOMEDAY MY PRINCE WILL COME
    6. ONE SONG

 ジャズメンが好んで取り上げる曲とジャズファンが聴きたがる曲はいささか異なっていると言われます。もちろんジャズファンにしても私のようなミーハーなファンとジャズの精髄を極めたファンとはこれまた大いに異なるのは論を待たないでしょうが。
 デイブ・ブルーベックというと一度聴いたら忘れられない「テイク5」は、やっぱりミーハーな私のためにあるのでしょうか。もしそうだとしたら、ミーハーである事は悪くないですね。
 そんな折り紙付きのミーハーなわたしの大好きなのが件の一枚です。デイブ・ブルーベック・カルテットがデズニーアニメの挿入歌を演奏しています。彼ら以外に他のジャズメンで好んで演奏していると言えば、私が思いつくのはビル・エヴァンズくらいなものです。もしかしたらさほどジャズメンにとって気乗りしない曲想なのでは、と疑ってしまいます。もっともビル・エヴァンズが取り上げるのは頷けます。あのリリックなメロデイーとビル・エヴァンズの演奏は実にマッチするからです。文句ない銘演です。
 デイブ・ブルーベック・カルテットによる演奏もビル・エヴァンズ以上に素晴らしいものとなっています。全曲うきうきと気分を引き立たせる演奏ばかりです。私は1曲目の「アリス・イン・ワンダーランド」と5曲目の「サムデイ・マイ・プリンス・ウイル・カム」が特に気に入っているのですが、うれしいことに前者は10分近く、後者も8分余りとたっぷり演奏してくれています。
 ポール・デズモントのよどみない流麗なアルトサックスとデイブ・ブルーベックのちょっとごつごつした印象を与えるピアノがうまいぐあいに補い合って、なんとも気持ちの和む演奏となっています。

by BigBrother

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