「それでもまたまたまたまたまた酒の肴考」
1998.1.27
ハマチというと養殖ものしか知らないせいで、養殖のブリも当然あると思い込んでいました。つい最近ハマチをいくら大きく育てようが、ブリにはならないことを聞きました。つまり「ブリは天然ものでなければいけない!」ということになります。
出世魚の代表格のブリは、そろっと旬を過ぎる頃でしょうか。脂の載ったブリの刺身の舌の上でとろけるような食感はエロチックでさえあります。この脂をくどいと感じるむきにはブリのしゃぶしゃぶもあるということですが、私はまだ味わったことがありません。
ブリは刺身でも美味ですが、もちろん焼いても旨い魚です。「焼きもの」ということで、「ブリカマ」が「ブリの照り焼」よりも先に頭に浮かんだとすれば、まずその人は呑んベえと断定していいでしょう。ブリカマこそ酒飲みにとって絶品なる酒の肴です。
ブリカマはブリをさばいて仕分ける際の頭と身との間の部位です。これに粗塩を振り、
強火の遠火でじっくり焼き上げます。脂は身全体に行き渡りながら、ほどよく抜け落ちるわけです。脂のくどさを和らげるためにレモンなどの柑橘類が添えられていますが、まずは焼きたてを賞味しましょうか。身をほぐそうとするや、たちまち肉汁が溢れだし、口に入れると濃厚なわりには白味魚特有の淡泊さが広がります。
今日は雪の降りしきる中を、古本屋めぐりをしてきました。ちょっとめずらしいものがありました。「冒険王」という少年雑誌の付録の「夕やけ番長」です。薄い2冊の小冊子で、一つは昭和43年の9月号の、もう一つは昭和44年の5月号の付録です。懐かしさの余り、つい買ってしまいました。
それでは「夕やけ番長」を開きながら、ゆっくり酔うことにしましょうか。
by BigBrother
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