加藤尚武「20世紀の思想」PHP新書
1998.2.5
新聞の書評に取り上げられていた一冊です。こうした分野に馴染みのない人にも噛んで含めるように、分かりやすく書かれています。この著書には幾つかの興味深い点があります。
一つは哲学者たちの難解な言い回しを、じつに普通一般の日常的な言葉づかいで説明し、なぜそのような言い回しを使ったかを鮮やかに種明かしをしてみせてくれます。
もう一つはこの新書が20世紀の思想を単に個々に述べるのではなく、それらが20世紀の人類の営んだ思想として関連づけていることです。著者の見識が滲みでることによって、それぞれの哲学者の敬遠されがちな思想が、読者に身近に感じられます。20世紀の思想家を知る上での、最適な入門書となっています。
by BigBrother
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