「RED RODNEY RETURNS」(1959)
1998.2.12
- SHAW NUFF
- RED HOT AND BLUE
- I REMEMBER YOU
- 5709
- WHIRLWIND
- JORDU
- SHELLEY
- TWO BY TWO
理性こそ人間の本質だと、ギリシアの哲人が言ったそうな。ずっと昔のことだそうだけれど。なぜかそうなのかというと、「前世を想い出だせるから」という変な説明をしたらしい。でもそうだったら、記憶こそ人間の本質じゃないかな?しかも、あの哲人は、「真理とか、正義とか、いうものこそ想い出さねばいかん!」なんて言い張っていたらしいけれど、そんな抽象的でなんだかわからないものは心にとどめておく必要のないものばかりだね。それより、あの時のあの場所での、いい知れぬ温かさに充ちている瞬間を想い返すべきじゃないのかな?歌の一節に「I RECALL THAT I SAW YOU SMILE」とあるようにね。
でもどうしたんだい。今日はちょっと変だぜ。やけに長広告だしね。
「RED RODNEY RETURNS」の「I REMEMBER YOU」を聴いたせいなのさ。この曲はチェット・ベイカーの歌で好きになって以来、他のジャズメンが素敵に演奏しているのを聴くと、妙に感じ入ってしまうのだよ。ミュートのトランペットをレッド・ロドニーがいい感じで鳴らしているんだ。ひとしきり堪能させてくれた後で、テナー・サックスが、次いでピアノトリオが楽しく寄り道するといった風情の音をさせるんだ。そして再び主題をトランペットのワンホーンで聴かせてくれるのさ。
それでそんなに饒舌になれるのかい?
それと、春一番が吹き抜けたせいなのさ。
by BigBrother
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