「かまわずまたまた酒の肴考」 1998.3.2

 BSN新潟放送の現在日曜日の夜9時に「まかせてダーリン」というテレビドラマが放映されています。見過ごされたかも知れませんが、このドラマ内で最近に2回続けて「景虎」という日本酒が登場しました。これに気づいた視聴者の中には、この日本酒を架空の銘柄だと思われたかも知れませ。というのも陣内孝則さん演じる主人公の名が浅井景虎で、日本酒も同じで、あまりにできすぎの感がありますから。
ですがこれは実在します。新潟の酒、栃尾市荷頃の諸橋酒造の景虎です。
 ということで、これから「景虎」についてちょと酒の上での話。
 戦国時代長尾景虎という若武者が栃尾の山城の主となったのが14歳の時、今の中学2年生の年頃ですね。後に天下人たらんと春日城へ移ったけれど、京は遠かった。それは武田信玄の存在もさることながら、天が彼の命数を48年と定めたことにあります。何度か名を改め最後に不識庵上杉謙信として生涯を終えたのが1578年3月13日ですから、もうすぐこの不世出の戦国武将の命日となるわけですね。ということで諸橋酒造の「景虎」は上杉謙信にちなんでいます。
 諸橋酒造がテレビの深夜番組で2度ほど紹介されました。ごらんになられたかたもあると思います。この蔵元は榎トンネルを抜けた道路の突き当たりにあります。この諸橋酒造は同市の杜々の森が名水百選となった折、軽快なフットワークを見せてくれました。「名水仕込み」という銘柄をさっそく売り出したのには、感心しました。余白の多い新緑の図柄のラベルが貼られた緑色の瓶です。その印象は爽快で、洒落たものでした。
 諸橋酒造は赤い酒でも有名です。ただ私は飲んだことはないのですが。

by BigBrother


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