ぼくのオンリィ・イエスタディ「80年代思いだすままに」 その14
ふぞろいの林檎たち 1998.4.1

TENナンバーズからっと  昨年パートWが放映された金曜ドラマシリーズの「ふぞろいの林檎たち」は1983年5月に始まりました。同年代の出演者たちのかかえている悩みは、わりと感情移入しやすく、熱心に見ていたTVドラマでした。この第1回目で、中井貴一さんと高橋ひとみさんの風俗店のシーンは、ちょっとショッキングなもので、その後のドラマの展開の重要なキーワードの一つにもなりました。
 この風俗店は当時の第二次ノーパン喫茶ブームを反映していたのではなかったかと思います。これはノーパン喫茶と個室マッサージの組合わせた代物です。ドラマはこうしたフウゾクの雰囲気をかなり忠実に再現していたように思います。高橋さんは上半身を脱いでいるし、中井さんも下半身丸出しという設定でした。
 フウゾクに限らず、「ふぞろいの林檎たち」は当時の世相を丹念に取り入れていました。学歴、就職、合コンなど。そういえば合コンは6人の若者たちが一同に顔合わせする小道具として手際よく使われていました。それにしても手塚里美さんと石原真理子さんはよかったですね。その後何度か看護学校の制服姿で登場しましたが、これがまたなんとも初々しく、いまでも忘れ難いですね。
 このドラマのBGMとして流れていたのはサザン・オールスターズの曲でした。ぼくの中では「ふぞろいの林檎たち」=「サザン・オールスターズ」=1983年の等式が成立するほどです。それほど「いとしのエリー」や「気分しだいで責めないで」などの曲はこのドラマにはまっていました。
 その後サザン・オールスターズは必ずBGMとして使われることになるのですが、無理して流しているといった気がします。今回の「ふぞろいの林檎たちW」でその印象はますます強まりました。
 それにしてもシリーズ第1回目は1983年という時代をあざやかに切り取っていましたね。

by BigBrother

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