「デビルマン」はテレビアニメの方でまず知りました。どのようなエンディグを迎えたかは覚えていません。おそらくありきたりの終わり方だったのでしょう。ほぼ同時期の1972年に連載がはじまっていたマンガの方を知ったのはそれから5年ほど後の高校の時でした。その結末には少なからぬショックを受けました。永井豪氏のマンガには、すでに小学校の高学年の時に連載終了直後の「ハレンチ学園」を通読してトラウマと呼びうる驚きを体験していました。 永井豪氏本人の談によれば、作品のストーリー作りは「デビルマン」を含めて大ざっぱにしか行なわないということで、描き上げた原稿を後から見直して驚くことがしばしばあったそうです。特に「デビルマン」の終末部は御本人にとっても予想外であったということです。 本当だとすれば、たいしたものです。なぜなら、そのストーリーは御都合主義に堕してはいず、かなり成功した破綻のない展開となっているからです。もちろんこれは褒め言葉ですが、その展開は古典的であるような気がします。悲劇的にして凄惨な美しささえ漂うラストは心に深く刻まれます。 現在完全復刻版の新書判全5巻で店頭にならんでいます。手軽に読めることができますので、お薦め致します。 by BigBrother [TopPage] [New] [BigBrother's Room] [Book] |