「とことんまた酒の肴考」 1998.6.12

ヒル(野蒜)  おう、なあしたぁ。やっと涼しいなったすけん、散歩してるいや。本当にのう、今日はあっちぇ(暑)かったて〜ぇ。梅雨になったってがんにのう。まあ、折角だからちょと寄って飲んでいけてぇ。わあり(悪)いのう、じゃお言葉に甘えさしもらういや。ビールがいいろっかぁ。何でもいいて。ビールにしゅっかぁ、冷蔵庫でしゃっこなってる(冷えている)って、それに初物の茶豆があるがいや。ビールは一杯目がなんとも言えんほどうんめ(美味)いのう。冷酒があるんだがあども、今度は日本酒で一杯いこねかって。いいのう。冷奴つくろうと思ったってがんに、葱がねえて、わさびと花かつおで我慢してくれいや、そういえば蕎麦の薬味にヒル(野蒜のこと)があったけいや、彼女からくっせ(臭い)って言わるっかもしんねぇども、これを代わりにしっかぁ、うんだどもげんきん(元気)なるっけん、勘弁してくんるろう(大目に見てくれるだろう)。そんげん馬鹿こくないや(冗談言うな)、それよっかこのまんま生で味噌つけて食うんがあが、おれ好きんがあて。おれもだいや、じゃあ、そうすっかぁ、夏バテにも効くしのう。(ちょっと齧って)この辛みが何とも言えねえて〜ぇ。日本人にぴったりくる辛さだいのう。味噌とヒルばっかんがあども、最高だいのう。そうだいのう、これだと酒がすすむのう。


by BigBrother

 [TopPage] [New] [BB's Room] [Sake]