沖縄の梅雨明けが高らかに宣言されました。日本列島に本格的な夏の訪れも近いのですが、美味い旬の魚の種類がめっきり減るのもこれからです。もちろん、金に物を言わせることができれば、そんなことは影響はないのですが。ですから一年を通してコンスタントに水揚げされる大衆魚の鯵はいつも懐具合のさみしい私にとって頼もしい味方です。 とくに新鮮な鯵のたたきは蒸暑いこれからの季節にぴったりの酒の肴です。葱、生姜、ニンニクという薬味が一服の涼を運んでくれます。 鯵のたたきはいつくかのバリエーションがあります。鯵の身を葱や生姜とニンニクと文字通り軽くたたくもの。念入りにたたいて味噌さえ加えるもの。すべての材料をさっと和えただけのもの、その場合鯵は普通の刺身の大きで、あるいは短冊とはいわないまでも細めで。いずれにしても最後に香り高い青紫蘇をあしらってでき上がりとなります。 どのたたきもそれぞれみなうまいのですが、私としては鯵を普通の刺身の大きさにし、軽く葱と生姜とにんにくで和えるのが好みです。 しかしこの鯵の漁獲高も近年他の水産資源同様減少しつつあります。鯖が高級魚になってしまったように、鯵もならないとは限りません。いつまでも鯵が大衆魚であってくれることを祈りながら、酒坏を重ねるとしましょうか。BGMはジョー・パスのアルバム「キャッチ・ミー」からご存知「サマータイム」です。 by BigBrother
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