日本の著名な女性ジャズピアニストの一人、秋吉敏子さんのデビュー作が全体の3分の2を占めています。 表題から連想するのは、バド・パウエルがブルー・ノートから発表した一連のアメイジング・シリーズです。その予想は過たず、この作品はバド・パウエルの影響の強い演奏となっています。こまやかな演奏でありながら、バド・パウエルばりに弾きまくっています。ただバド・パウエル本人の演奏だと前もって言われて聴かされたなら、今一つ迫力に欠けるという印象をいだいてしまうでしょう。もちろん秋吉敏子さんの演奏として内容は申し分ないと思います。なかでも2曲目の「風と共に去りぬ」、11曲目の「四月の思い出」は大好きです。 むしろ私はこの作品を通じて、バド・パウエルの凄さを再認識できました。秋吉敏子さんを知る絶好の作品というよりも、私にとってバド・パウエルをより深く理解させてくれる機縁となった1枚です。 by BigBrother
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