「とことんまたまたまたまた酒の肴考」 1998.7.21

「わかば」の鰯ヌタ

 真夏の太陽がぎらぎら照りつけ、滝のように流れていた汗がじっとりと変わり始める。夕方の5時はまだまだ暑い。蝉が喉の渇きを煽るように鳴き立てている。もう頭の中は冷えたビールのことしか考えられなくなっている。足の向かう先はお馴染み「わかば」である。

 注文はもちろん生ビールである。肴には鰯ヌタを頼む。

 当然のことながら、店によって鰯のヌタはそれぞれ違うのだが、ここのはユニークである。

 鰯を三枚にし、小骨を丹念に抜いた後、塩でしめさらに、酢でしめる。頃合を見計らってひきだした身を一口大に切りそろえ、小鉢に盛るのだ。さらに大根おろしをたっぷり添える。最後に甘口の辛子味噌を全体が浸るほどにかける。これが美味い。

 「わかば」の鰯ヌタはビールにあう。

by BigBrother


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