とにかくタル・ファーロウのギターとエディ・コスタのピアノの相性が佳いのです。どちらも地味な印象を与えるのですが、けっして弱々しくはありません。むしろ力強いと言っていいでしょう。 ギターのテンポは速いのですが、不思議とゆったりとした印象を受けます。これにどことなく翳りのある音色のピアノが絡み、深みのある演奏となっています。もちろんベースとドラムも堅実なサポートをしているのですから、スタンダード中心の選曲は当然の選択です。 2曲目の「ワンダー・ホワイ」は曲名を知った先入観のせいでしょうか、この演奏を聴くたびに、広い野原に一人で立ち尽くして、なぜだろうかと自問自答している人物を思い浮べるようになりました。物悲しさとちょっと不思議な味わいの漂う演奏です。他にも3曲目の「ナイト・アンド・ディ」や6曲目の「オール・ザ・シングズ・ユー・アー」など、お馴染みのスタンダードをきっちり演奏しています。 by BigBrother
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