9月。闇の底からコオロギの声がわきあがる。夜更けの風は肌寒くさえなってきた。夏も終わりだね。残暑の日もあるだろうけど、これからの1月半はなにをするにしても快適だ。それが終われば、寒くなるばかりだ。 空が高くなっていく秋。すべてが成熟に向かっている季節だ。やがてくる刈り入れの時。もちろんそれなりの努力があってのことだけどね。 だけど悦ばしい秋のはずなのに、感傷にひたってしまうのはなぜだろう?聞けば、タロットカードでは収穫は同時に死を意味するらしい。死と隣り合わせの収穫。もの思いの秋ともいうしね。 まあそんなことをいってもせんかたないや。こんな気分の時は酒だと悪酔いになってしまうから、爽やかな紅茶を飲むに限るよ。BGMはドロシー・ドネガン・トリオの「セプテンバー・ソング」だ。名前から分かるようにリーダーのドネガンは女性ジャズピアニストだ。思わせぶりのところもあるけど、全体に溌剌とした演奏が心地いいのさ。 by BigBrother
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