「ちょっとまた酒の肴考」 1998.9.11

 酒の後のラーメンは太るとは知りつつも、うまいものです。ちょっと空いた小腹を満たしてくれるものには他にもいろいろとありますが、お茶漬けもわるくありません。

 そこで、今回は酒の後のお茶漬けといきましょう。 シンプルな梅干茶漬けを筆頭にいろいろなお茶漬けがありますが、鮭茶漬けをつくることにしましょう。

鮭の切り身 by BB

 鮭の切り身はこれ以上ないほど塩からいものがいいですね。一昔前の塩の塊を舐めているような鮭のほうが都合がいいのですが、最近は減塩のものばかりで、もはや姿を消してしまったようですね。

 これを全体にきれいな焦げ目がつくほどにじっくり焼きます。鮭の焼き具合はお好み次第ですが、私は水分が抜けてそのまま食べるとぱさぱさでうまくないほど、焼き過ぎた状態にします。そのほうが、お茶漬けにしたさいに香ばしさがあるので好きですね。

 焼き上がったら、熱いうちに手早く身をほぐします。これを少なめのご飯の上に全部かけます。わさびを中央に置き、きざみ海苔を散らします。緑茶をたっぷり注げば、出来上がりです。

 一日毎に陽足が短くなってゆきます。残暑の日中も夕暮れには秋の気配が色濃く漂っています。こおろぎの響き渡る合唱を近く遠くに聞いていると、人恋しさをおぼえます。日本酒がしみじみ酌める季節ですね。

by BigBrother

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