「ちょっとまたまたまたまたまた酒の肴考」
1998.12.30
あまたある酒の中で、日本酒ほど酒を温めることが大きなウエイトを占めるものは他にはないような気がします。体の芯まで凍えるような寒さの時には、とくに熱燗がいいですね。
なんでもそうですけれど、いったん凝りだしたらきりがありません。徳利や袴、それとおちょこは言うに及ばず、水を張るのは手ごろな大きさの落ち着いた鉄瓶がいいとか、火をたてるのは火鉢にしたいとか。もちろん、お燗は熱すぎもせず、ぬるすぎもせず、それでも人肌よりはちょい温かめといきたいですね。
あるべき燗の仕方を追求するのもわるくないのですが、ゲリラ的に燗をつけるのも野趣に富んでいいものです。
*薬缶で燗をつける。これはざっくばらん宴会の席で、一升が丸々入るほどのアルマタイトの薬缶で注いでもらいましたが、屈託のない雰囲気にぴったりでした。
*一升瓶ごと燗をつける。これも気心の知れた人ばかりの宴会でした。全員呑平で、一升瓶をお風呂で燗をつけたとのことです。
*いか徳利で燗をつける。ご存知佐渡名物、いか徳利でつけるお燗は独特の風味が酒にうつります。空いた徳利はそのままおつまみに。
*鍋で燗をつける。無精の限りですが、簡単に行平鍋で。注意しなければならないのはうっかり煮立てて火が入らないようにすることですね。
*電子レンジで燗をつける。「電子レンジでチンする」が、一つの言葉として定着して久しいです。夜更けの台所に響くベルの音は酒と人生の悲哀を象徴していますね。
*お燗機能付ワンカップで燗をつける。手間いらずに燗ができるのがなんといってもいいですね。
後は共に語り合える仲間がいっそうの温もりを与えてくれます。そう呑み友達の君のことです。
by BigBrother
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