ぼくのオンリィ・イエスタディ「80年代思いだすままに」 その21
マイク・タイソン 1999.2.21


ボクシングといえば、あしたのジョー 講談社コミック 20巻表紙

 ヘビー級ボクサーのマイク・タイソンが収檻されるとか、されないとか。

 ありあまるほどの才能をもちながら、性格破綻の傾向が強過ぎるため、現在では選手生命さえ危ぶまれています。その彼が80年代の後半にTVのCMに登場した時の印象はあまりに強烈で、彼を起用したアサヒビールは新製品のアサヒスーパードライの売上を大いに伸ばしたという噂を聞いたほどでした。

 CMですから、割り引いて見なければいかなかったのかもしれませんが、ヘビー級ボクサーのパワーの凄さを初めて知りました。あたかも鍛練を重ねた肉体が熱線を放つかのようでした。

 タイソンの悪童ぶりは当時から有名でしたが、それが多くのファンに支持されていたのは彼の絶頂期だったからなのでしょう。ぼくは「あしたのジョー」を読んでからというもの、ボクシングとは、勝利のための厳しい練習、ウエイト・コントロールのための減量等々のストイックなのものだ、とどこかで思い込んでいましたが、こうしたイメージを打ち払ってくれたのが彼でした。

 今度こそ史上まれな素晴らしいブルファイトが見られると期待された昨年のタイソン対ホリーフィールドの試合でしたが、結果はタイソンがホリーフィールドの耳に噛みついて、反則負けの呆気ない幕切れになってしまいました。

 それでもタイソンのどたばたぶりは往年の彼以上になぜかぼくの心を惹きつけます。

by BigBrother


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