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「HEAVY WEATHER」(1976)

「CD Heavy Weather」(1976)



1. BIRDLAND
2. A REMARK YOU MADEA
3. TEEN TOWN
4. HORLEQUIN
5. RUMBA MAMA
6. PALLADIUM
7. THE JUGGLER
8. HABANA

  WEATHER REPORTの超有名盤。ぼくも前から名前だけは聞いていたし、たぶん耳にした事はあるのだろうけれど、ちゃんと聞いたのは去年の事です。
 フュージョン、それともクロスオーバーと言うのが正確なのでしょうか?とにかく、ジャズっぽくはないですね。76年の演奏だということを聞くと、その頃日本でも70年代後半から流行したシンセサイザーのことを思い出します。
 HEAVY WEATHERとくれば、1曲目のBird landです。リズミカルな手拍子が入っていたり、祝祭的な雰囲気がなんとも楽しいですね。しかし、同時に感情に流されぬ、抑制が利いた演奏でもあります。知的で洗練されているという印象を受けます。
 曲の中で幾度となく繰り返されている言葉はどういう意味でしょうか?ぼくには「イマホ」と聞こえるのですが。


「BROK'S TOPS」(1956)

「CD BROK'S TOPS」(1956)

ファイル 20-1.jpg 1. IF ITS THE LAST LAST THING I DO
2. THE MOON IS YELLOW
3. BLUES A BROCK LONG
4. THERE'LL NEVER BE ANOTHER YOU
5. FOUR BROTHERS
6. SWEET AND LOVLY
7. BROCK ETUDE
8. WILLOW WEEP FOR ME

  The Herbie Brock Trioの洗練された演奏です。
 こうした演奏ではテクニック過多で、ともすれば、今一つ物足らないなんてことが起こりがちですが、このピアノトリオにはなんともいえない余韻があります。親しみやすいフレーズを紡ぎながらも、背筋がシャンと伸びているという印象を受けます。もちろん、全然堅苦しくはなく、むしろ、軽やかです。菫のようなつつましい華やかさと、祭りの後の一抹の悲哀が漂っています。大げさに言えば、詫び寂びを基調としながら、一句に軽みを求めた芭蕉晩年の境地に通ずる (本当?)かもしれません。
 なんらの奇抜さも、派手さもなく、極言すれば、平凡でさえあるのですが、聴けば聴くほど愛着が湧いてくる1枚です。
(「BROK'S TOPS」(1956) 2000.08.07)


「ART」(1960)



1. SO BEST MY HERT FOR YOU
2. GOOBYE,OLD GIRL
3. WHO CARES
4. OUT OF THE PAST
5. YOUNGER THAN SPRINGTIME
6. THE BETS THING FOR YOU IS ME
7. I'M A FOOL TO WANT YOU
8. THAT OLD DEVIL CALLED LOVE

 トランペットのワンホーンでは名盤の折り紙つきです。
 奇を衒ったところのない地味な演奏ですが、だからこそ聞き飽きない作品です。
 特に4曲目の「アウト・オブ・ザ・パスト」にはメランコリ―な翳を帯びた演奏にしみじみとした哀歓を覚えます。
 この「ART」では先ごろなくなられたトミー・フラナガンさんがリズムセクションの一員として活躍しています。主役のトランペットを引き立てる演奏には今更ながら感心せずに入られません。


「OVERSEAS」(1957)


ファイル 11-1.jpg

1. RELAXIN' AT CAMAEILLO
2. CHELSEA BRIDGE
3. ECLYPSO
4. DALARANA(Take 3)
5. VERDANDI(Take 1)
6. WILLOW WEEP FOR ME(Take 2)
7. BEATS UP
8. SKAL BROTHERS
9. LITTLE ROCK
10. DALARANA(Take 2)
11. VERDANDI(Take 2)
12. WILLOW WEEP FOR ME(Take 1)

 ジャズピアニスト、トミー・フラナガン、11月16日ニューヨーク市内の病院にて死去。享年71歳。合掌。
 名バイプレイヤーとして定評が高く、その名前は数々の名盤にクレジットされています。
 この「オーバーシーズ」はトミー・フラナガンさんのリーダー作品であり、ピアノトリオの名盤とされています。このCDを聞くと、いつも颯爽と疾駆していく流線型のスポーツカーが思い浮かぶのですが、どうしてでしょうかね。
 ウィルバー・リトル(b)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)とすばらしいインタープレイを交わしている一枚です。


「THIRD DIMENSION」(1956)



1. ROLAND'S THEME
2. SLOW GROOVE
3. STORMY WEATHER
4. THE NEARNESS OF YOU
5. A LA DARTE
6. EASY LIVING
7. TRIPLE THREAT

 ローランド・カークの初リーダー作品です。
 ジェームス・マディソンのピアノ、カール・ブルーイットのベース、ヘンリー・ダンカンのドラムというリズムセクションにローランド・カークのホーンですから、ワンホーンの正統ジャズになるはずですが、ローランド・カークはテナーサックス、クラリネット、ストリッチ等々とさまざまなホーンを鳴らし、これを多重録音していて摩訶不思議な雰囲気をだしています。
 一人で数種類の楽器とか多重録音とかと聞くと、実験的で難解な分かりにくい作品なのでは?と思われるかもしれませんが、驚くほど聞きやすいですね。むしろ、洒落た味わいがあります。
 とくに、四曲目の「ザ・ニアネス・オブ・ユー」はテナーとクラリネットの掛け合いが面白いですね。その情感は夢幻のようにどこかとらえどころがないようでいて、永遠の影に覆われていることを確信させてくれる不思議な演奏です。


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