イカ飯
酒の肴に合うご飯ものは多くないですが、イカ飯は酒の肴となる数少ない一品です。
家庭でも案外手軽に作れると聞いて、さっそく実行。あれこれ試しましたが、自分のやり方として落ち着いたのは次の通り。
もち米1合弱。スルメイカ五杯から六杯程。しょうがの薄切り適宜。醤油半カップ。酒半カップ。みりん半カップ。
1:もち米は二時間以上水に浸し、たっぷり水分を含ませた後、よく水切りし、小さじ一杯半の醤油で下味をつける。
2:胴から足と内臓を外し、きれいに洗っていたイカに上の1で下ごしらえしたもち米を大さじ二から三杯入れる。イカの胴の口を楊枝で止め、もち米が胴に偏らないようにする。
3:イカが収まるゆったりしたなべにイカを入れ、醤油、酒、みりん、しょうがの薄切りを入れイカが浸るまで水を加える。
4:汁が沸騰するまでは強火。沸騰したら弱火にする。あくをすくったら、落としブタをしてそのまま1時間ほど煮る。ときどきイカをひっくり返す。焦げ付かないように注意する。
ポイントはけっして、もち米を入れすぎないことです。もち米大さじ三杯も入れ過ぎかもしれません。もち米を入れ過ぎると、もち米に火が通りにくくなり、やたら時間がかかります。おまけにふっくらしません。イカも1時間ほどを境にぐっと硬くなります。酒の肴にするので、お米の下味をつけておくのも重要ですね。