フリーPC−UNIXに挑戦  <その2>
最新の情報は得られるが・・・ 1998.3.23

 私が選んだフリーPC−UNIXは「Linux」です。費用もそれ程かからずに面白そうな事が出来るらしいと分かると、私は面倒な説明書などは後回しにしてとにかくやってみたくなります。

 CD−ROM入手
     Linuxはインターネットからダウンロードする方法も在るようですが、書籍や雑誌に付いているCD−ROMでインストール出来るので、それを探す事にしました。Linuxのインストールは、インストーラーにより行えます。「Slackware」、「RedHat」、「Debian」などがあります。有名なのは「Slackware」と言うことなのでそれが付いている「RunRunLinux」を最初に購入したわけです。  (この辺の書店においてあるCD−ROM付きの書籍はこれくらいでした。)

 会社のFMVにて
     CD−ROMは手に入ったものの自宅のハードディスクにはインストール出来る空き領域が在りません。HDを注文しそれが来るまで、会社にあった富士通のパソコン「FMV」で試しに動かしてみることにしました。
     このFMV(FMV−5100D5)はWINDOWS95が発売された頃に購入したものです。Linuxで対応している機器が増えていうことから2年前に販売されたパソコンなら大丈夫だろうと思ったら大きな間違いでした。
     インストールには、まず作業に使うフロッピーディスク2枚を作成し、これでパソコンを起動します。そこまでは順調でした。その後、大きな問題が発生です。

    1. CD−ROMが使えない?(他社製品を増設)
    2. ビデオカード(オンボード)がXFree86で使えない?
    3. ネットワークカード(付属)が使えない?

     上手く動かないとようやく解決の糸口を見付けようと付属のドキュメントファイルを調べます。CD−ROMは特殊なものらしい、ビデオカードのMach64は様々なバージョンがありXFree86を最新の物にする必要がある。ネットワークカードのFMV181/182は最新の対応ハードとして名前があるが、インストールで自動認識されない。
     パソコンに付属のユーザーズガイドの巻末にハードウェアインフォメーションとして本体仕様の概要が載っています。ただ、ここにはOSをインストールする際に役に立つような詳細な情報が殆どありません。Mach64はビデオメモリの容量程度しか在りません。ネットワークカードもどこかのOEMらしいと資料は在りましたが、よく分かりません。jインストーラーが認識しないハードの場合、インストールは大変難しいものがあります。結局、CD−ROMの内容をハードディスクにコピーしてインストールを実行し簡単なコマンドを試した程度です。
     最初からこれだけ問題が起きるとは思いませんでした。その後、更にインターネットにてメーリングリストなどのログを見たり、最新のドキュメントを眺めましたが、必要でない情報も多く、必要な部分を抜き出して印刷するのもなかなか大変です。後日Slackwareの新しいCD−ROMを通販で、興味のあるネットワーク関係の説明の詳しい本を近くの書店で購入しました。最新の情報は確かにインターネットで入手できますが、IBM互換機と言っても、それを構成している部品の組み合わせは多く簡単にはいかないようです。これが仕事なら大変なんでしょうが、しばらくはこのLinuxで楽しめそうです。ただ頭が痛いのは、エラーメッセージの殆どが英語で表示されることです。

     次回は、今までにかかった費用などをお知らせします。

by SmallBrother


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