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私的長岡歴史散歩「火炎土器」

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 「千住の火炎土器」って言って、「あれか」ってわかる人、近頃の言いまわしを戯れに使うなら、「長岡力」が相当高いですね。

 安福亭そば、交番わきにその火炎土器のモニュメントはあります。「なんでここに?」由来めいた案内は一切ありません。前回の新潟国体の際の聖火台なのかとも思ってもみたりするのですが・・・。とにかく、近くに「米百俵」で名高い、小林病翁虎三郎(享年50歳)の眠る興国寺もあり、なにやら中途半端に歴史的な香りが漂うミステリーゾーン。

 「長岡の歴史散歩(知られざる文化遺産をたずねて)」を入手しました。これが、けっこうすぐれもの。というのは、私みたいな面白いことがまず大事だと思っている人種に、この本は民間伝承の類を大いに載せてくれているからです。

 この書物が火炎土器について語るところによると、火炎土器は「昭和38年に国立科学博物館の要請で日仏文化交流に出品したが、輸送担当商社の不心得で型を取られたうえ着色までされ、傷ついてもどってきた」というとんでもないことがかってあったそうです。それにしてもこの商社今でも繁栄しているようなら、遅まきながらも誰ぞが天誅を下さねばなりませんな。

 近くを通りかかったら、もの好きを発揮して、立ち寄ってみるのも手かもしれません。強いてお勧めはしませんが。

 補足。駅前にもいつの間にか、火炎土器のモニュメントができてましたね。今日(7月2日)気がつきました。


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