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2014年またまたまた酒の肴考

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大根おろし賛

もしも大根おろしがなかったなら、どれほど多くの料理が間の抜けたものになってしまうことか。

さんまの塩焼きは言わずもがな、ダシ巻き卵のかたわらにちょこんとひかえているのをみつけると、「お久しぶり」と思わずあいさつしたくなる。

アブラっこい料理をさっぱりさせるにはもってこいのくちなおしなのは論を待たない。てんぷらに天つゆだけよりも、大根おろしが添えられていると、てんぷらもぐっとうまくなる。

大根おろしに一品食材が添えられることで、これまた格好の酒の肴となる。なめこおろし、しらすおろし、納豆おろし、いくらおろし、氷頭なます、等々。
唐辛子と一緒にすりおろす紅葉おろしは一手間かかるが、一寸生臭めのものとすこぶる相性がいい。もちろん、それも大根おろしという縁の下の力持ちがあってのこと。

控えめにみえながら、じつは画竜点睛の大役をこっそり果たしているのだ。


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